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Excelでxlsファイルが開けない場合の解決、対処方法|2026年10月最新版

Excelでxlsファイルが開けない場合の解決、対処方法|2026年10月最新版

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Excel 2016 で、xls形式(Excel 97-2003)のファイルをダブルクリックしても開かない。Excel が何も表示せずに終了してしまう。
2026年8月から起きているこの不具合について、当社で対象となる更新プログラムを1つずつ入れて原因を確かめました。

この記事では、Microsoft の公式な情報と、当社が実際に確認したことのすべて、そしてまだ解決できていないことをまとめています。

結論(2026年10月13日時点)

  • 原因は 2026年8月11日の更新プログラム KB5002903 です。(当社の検証による。Microsoft の公式な発表はありません)
  • 貼り付けの不具合を直す修正プログラム KB5002665 を入れても、この不具合は直りません。
  • すべての xls で起きるわけではなく、特定のファイルでだけ起きます。

このような症状が出ていませんか

  • xls ファイルをダブルクリックしても、Excel の画面が出ないまま終わる。
  • Excel を先に起動して「ファイル」→「開く」から選んでも、Excel が落ちる。
  • xlsx ファイルは普通に開ける。
  • Windows のイベントビューアー(Windows ログ → Application)に、EXCEL.EXE のエラー(例外コード 0xc0000005)が記録されている。

対象は Excel 2016 の MSI版(ボリュームライセンス版など、会社で導入した Office 2016 の多く)です。お使いのバージョンの確かめ方は、こちらの記事の「当てはまるか30秒で確かめる方法」をご覧ください。

Microsoft の公式な情報

  • KB5002903(2026年8月11日)のページには、「既知の問題」の欄そのものがありません。xls が開けない、Excel が落ちるといった記載もありません。
  • KB5002665 は、9月の KB5002914 による貼り付けの不具合を直すものです。xls についての記載はありません。
  • 2026年10月13日時点で、この症状について Microsoft の公式な発表は見つかっていません。

当社で検証したこと

検証用のPC(Windows 11 Pro、Office 2016 MSI版 32bit)で、対象となる更新プログラムを1つずつ入れたり外したりしながら、次の2種類の xls を開きました。

  • 実際に業務で開けなくなった xls(約520KB。マクロや埋め込みオブジェクトは無い、普通のブック)。
  • 新しく作った単純な xls(文字と日付だけのブック)。
開いたファイル更新なし
4266.1001
8月 KB5002903
5565.1001
9月 KB5002914
5569.1003
修正 KB5002665
5569.1006
業務で使っていた xls開ける落ちる落ちる落ちる
新しく作った単純な xls開ける開ける開ける開ける
  • 業務の xls は、8月の KB5002903 を入れた時点から落ちるようになり、その後の更新や KB5002665 でも直りませんでした。
  • KB5002903 を外して「更新なし」の状態に戻すと、同じファイルが開けました。
  • 7月の更新(KB5002886、16.0.5561.1001)までの別のPC(64bit版)では、同じファイルが開けました。
  • 落ちたときの記録は、いずれも例外コード 0xc0000005、障害モジュールは「unknown」でした。
  • Excel を先に起動して「開く」から選んでも、同じように落ちました。(手作業で確認)

以前の記事では、xls が開けない原因を KB5002903 とご紹介しました。今回の検証で、この点は正しかったことが確認できました。なお、同じ時期に起きた「貼り付けができない」不具合は、別の更新(9月の KB5002914)が原因でした。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

当社の環境で解決できていないこと・確認できていないこと

  • 更新プログラムを入れたまま、この xls を Excel 2016 で開く方法は見つかっていません。
  • ファイルのどの部分が引き金になっているかは、まだ特定できていません。
  • 2026年10月13日に公開された10月の更新プログラムで直るかは、まだ確認していません。
  • 64bit版の Office、Microsoft 365、Office 2019/2021/2024 では検証していません。

解決策:xls を xlsx に変換すれば開けます

開けなくなった xls は、xlsx 形式に変換すれば Excel 2016 で普通に開けます。

更新プログラムを外さずに済むので、セキュリティを保ったまま使い続けられます。今回落ちた業務の xls も、変換した xlsx なら開けることを確認しています。
変換は Excel を使わずに行います(Excel で開こうとすると落ちるため)。

変換の方法は2つあります。違いは「見た目の書式まで残るか」と「手間」です。

無料の方法
(以前の記事のスクリプト)
おすすめ
変換ツール
(note・1,980円)
値・日付・表示形式・列幅・セルの結合○ 引き継ぐ○ 引き継ぐ
フォント・文字色・塗りつぶし・罫線・配置✕ 消える(白黒の表になる)○ そのまま残る(作り直し不要)
行の高さ・メモ(コメント)✕ 消える○ そのまま残る
準備✕ Python のインストールと、コマンドの操作が必要○ zip を展開してダブルクリックするだけ(インストール不要)
まとめて変換✕ 1ファイルずつ(一括にはスクリプトの改造が必要)○ フォルダを指定して一括変換
変換結果の確認自分で見比べる○ 全セルの値を元のファイルと自動で照合
0円note で詳しく見る

無料の方法の弱点:見た目の書式が消えてしまいます

以前の記事の無料スクリプトで引き継げるのは、値・日付・表示形式・列幅・セルの結合だけです。フォント・文字色・塗りつぶし・罫線・配置は消え、白黒の表になります。請求書・帳票・カレンダーのように見た目が大切なファイルは、変換したあとで書式を作り直す手間がかかります。

→ この問題は、note で販売している変換ツールで解消できます。フォント・文字色・塗りつぶし・罫線・配置・行の高さ・メモまでそのまま引き継ぐので、書式を作り直す必要はありません。

なお、数式(計算結果の値になります)・グラフ・図形・画像・マクロ・条件付き書式・入力規則は、どちらの方法でも引き継がれません。パスワード付きの xls は変換できません。



解決策
無料の方法では消えてしまう罫線・色・フォントも、そのまま残して xlsx に変換するツール

無料の方法で消える書式(フォント・文字色・塗りつぶし・罫線・配置)を引き継ぐ。作り直し不要
Excel が落ちる xls も、Excel を使わずに変換
フォルダを指定して一括変換。元の xls はそのまま残す
インストール不要。ファイルを社外に送らない

note で詳しく見る(1,980円)
当社で検証したうえで販売しています(業務の実ファイルで全セルの値が一致)。列幅・罫線などがわずかに異なる場合があります。購入前に、対象外のケースを note の無料部分でご確認ください。

おすすめしない方法:8月以降の更新プログラムを外す

xls は開けるようになりますが、Excel の脆弱性の修正も外れてしまいます。外している間は、出所の分からないファイルを開かないでください。手順は以前の記事にあります。
外した後で貼り付けの修正(KB5002665)を入れると、xls はまた開けなくなります。

まとめ

  • xls を開くと落ちる原因は、8月の KB5002903(当社の検証による)。
  • KB5002665 では直らず、Microsoft の公式な発表もない。
  • すべての xls で起きるわけではない。
  • 当面は、xlsx への変換が安全な対処(落ちたファイルも変換すれば開けることを確認済み)。

Microsoft から新しい情報が出た場合や、検証が進んだ場合は、この記事を更新します。

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