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Excelでコピーはできるのに貼り付け(コピペ)ができない|2026年10月最新版

Excelでコピーはできるのに貼り付け(コピペ)ができない|2026年10月最新版

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Excel 2016 でセルをコピーすると点線は出るのに、貼り付けができない。フィルもできない。
2026年9月から起きているこの不具合について、Microsoft から修正プログラムが公開されました。

当社では検証用のPCに対象となる更新プログラムを1つずつ入れ、どの更新で壊れ、修正プログラムで本当に直るのかを確かめました。この記事では、Microsoft の公式見解と、当社が実際に確認したことのすべてをまとめています。

結論(2026年10月13日時点)

  • 原因は 2026年9月8日の更新プログラム KB5002914 です。(Microsoft 公式)
  • 修正プログラム KB5002665 で直ります。(当社で確認済み)
  • ただし KB5002665 は Windows Update では届かず、手動で入れる必要があります。

このような症状が出ていませんか

  • コピーはできる(点線は出る)のに、Ctrl+V でも右クリックでも貼り付けられない。
  • フィル(セル右下の「■」をドラッグする操作)ができない。
  • Excel からメモ帳など他のアプリへは貼り付けられる。

対象は Excel 2016 の MSI版(ボリュームライセンス版など、会社で導入した Office 2016 の多く)です。Microsoft 365 や Office 2019/2021/2024 をお使いの方は、こちらをご覧ください。

当てはまるか30秒で確かめる方法

スタートボタンを右クリックして「ターミナル」または「Windows PowerShell」を開き、次の内容を貼り付けて Enter キーを押してください。

PowerShell 管理者権限は不要です
@(
  "C:\Program Files\Microsoft Office\Office16\EXCEL.EXE",
  "C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office16\EXCEL.EXE",
  "C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE",
  "C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE"
) | ForEach-Object {
  if (Test-Path $_) {
    $t = "MSI版"; if ($_ -match '\\root\\') { $t = "Click-to-Run版" }
    $b = "64bit"; if ($_ -match '\(x86\)') { $b = "32bit" }
    "{0}  [{1} / {2}]" -f (Get-Item $_).VersionInfo.ProductVersion, $t, $b
  }
}
  • 16.0.5569.1003[MSI版]:該当します。下の手順で KB5002665 を入れてください。
  • 16.0.5569.1006[MSI版]:KB5002665 は入っています。貼り付けの不具合は直っているはずです。
  • [Click-to-Run版]:こちらをご覧ください。

表示された「32bit / 64bit」は、修正プログラムを選ぶときに使うので控えておいてください。

Microsoft の公式見解

  • KB5002914(2026年9月8日):「既知の問題」として、貼り付けが何も表示されずに失敗する場合があることを認めています。修正は KB5002665 と案内されています。
  • KB5002665:KB5002914 による貼り付けの不具合を修正するプログラムです。対象は Office 2016 の MSI版のみです。初版では「条件付き書式を含むブックで貼り付けが失敗する場合がある」とされ、最新版で解消されたとされています。
  • Excel の既知の問題のページ:「修正済み」とされていますが、修正は自動では適用されない場合があると書かれています。
  • 入手先は Microsoft ダウンロードセンターのみです(英語のページです)。Windows Update で配信されるという記載は、2026年10月13日時点で見当たりません。

当社で検証したこと

検証用のPC(Windows 11 Pro、Office 2016 MSI版 32bit)に、更新プログラムを古い順に1つずつ入れ、そのたびに同じ操作を試しました。各段階で3回ずつ確認し、結果は毎回同じでした。

確認した操作更新なし
4266.1001
8月 KB5002903
5565.1001
9月 KB5002914
5569.1003
修正 KB5002665
5569.1006
Ctrl+V で貼り付け○○×○
貼り付け(Excel の命令から実行)○○×○
フィル○○×○
条件付き書式のあるブックで貼り付け○○×○
メモ帳など他のアプリへの貼り付け○○○○
  • 貼り付けの不具合は、9月の KB5002914 を入れた時点で起き、KB5002665 で直りました。Microsoft の公式見解と一致します。
  • 8月の KB5002903 だけの状態では、貼り付けは正常でした。
  • KB5002665 のインストールは約40秒で終わり、再起動は不要でした。

以前の記事の訂正
当社は以前の記事で、貼り付けの不具合の原因を「8月の KB5002903」とご紹介しました。今回の検証で、原因は9月の KB5002914 であることが分かりました。当社のPCでは、不具合に気づいた時点ですでに KB5002914 が自動で入っていたため、取り違えていたものです。お詫びして訂正いたします。

解決策:KB5002665 を入れれば直ります

Excel 2016(MSI版)の貼り付けの不具合は、修正プログラム KB5002665 を入れれば直ります。

KB5002914 を削除する必要はありません。当社でも、KB5002665 を入れたあとに貼り付け・フィル・Esc が正常に動くことを確認しています。
ただし Windows Update では届かないため、Microsoft のサイトから自分で取得して入れる必要があります。入れ方は2つあります。

方法1:手作業で入れる(無料)

  1. Excel をすべて閉じます。
  2. Microsoft ダウンロードセンターの KB5002665 のページを開き、「Download」を押します。
  3. 先ほどの確認で 32bit と出た方は excel2016-kb5002665-fullfile-x86-glb.exe、64bit と出た方は excel2016-kb5002665-fullfile-x64-glb.exe を選んでダウンロードします。
  4. ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従います。
  5. もう一度バージョンを確認し、16.0.5569.1006 になっていれば完了です。

以前の記事の手順で KB5002914 と KB5002903 を削除した方も、そのまま KB5002665 を入れられます。当社の検証では、更新なし(4266.1001)の状態から KB5002903 → KB5002914 → KB5002665 と順に入れて確認しています。また、更新なし(4266.1001)の状態に KB5002665 だけを直接入れた場合も、貼り付けが直ることを確認しました(2026年10月14日)。

方法2:自動適用ツールで入れる(note・980円)

上の手順を、ダブルクリック1回で自動で行うツールです。

手作業
(この記事の手順)
おすすめ
自動適用ツール
(note・980円)
対象かどうかの判定自分で版と 32bit/64bit を確かめる○ 自動で判定。対象外なら何も変更せずに終了
ファイルの選択と取得✕ x86/x64 を自分で選ぶ(間違えると入らない)○ 正しいファイルを公式サイトから自動で取得
本物かどうかの確認✕ 自分では確かめにくい○ Microsoft の電子署名と SHA256 を自動で確認
適用後の確認自分で版を確かめる○ 版が 16.0.5569.1006 になったことを自動で確認
複数のPCへの適用1台ずつ同じ作業を繰り返す○ 各PCで実行するだけ(確認を省く指定や、手元のファイルを使う指定にも対応)
0円note で詳しく見る

手作業でつまずきやすい点

版の確認や、32bit/64bit に合ったファイルの選択を間違えると、修正プログラムは入りません。また、検索で見つけた Microsoft 以外のサイトからファイルを入手すると、偽物をつかむおそれがあります。

→ これらは、note で販売している自動適用ツールで解消できます。判定・公式サイトからの取得・本物かどうかの確認・適用後の確認まで、すべて自動で行います。手順どおりに進められる方には、ツールは必要ありません。



解決策
貼り付けの不具合を直す KB5002665 を、判定から適用・確認まで自動で入れるツール

Excel の種類と 32bit/64bit を自動で判定。対象外なら何も変更しない
Microsoft の公式サイトから取得し、電子署名と SHA256 を確認してから適用
適用後に、版が 16.0.5569.1006 になったことを確認
KB5002914 を削除しなくてよい

note で詳しく見る(980円)
当社で検証したうえで販売しています(32bit・64bit それぞれ、更新なし・9月の更新まで・適用済みの3つの状態から確認)。Microsoft 365・Office 2019 以降(クリック実行版)は対象外です。xls を開くと落ちる件は、このツールでは直りません。

当社の環境で解決できていないこと・確認できていないこと

  • 一部の xls ファイルを開くと Excel が落ちる不具合は、KB5002665 を入れても直りません。これは貼り付けとは別の不具合で、8月の KB5002903 から起きています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
  • 「Esc キーを押してもコピーの点線が消えない」という症状は、当社の検証用PCでは再現しませんでした。
  • Microsoft 365、Office 2019/2021/2024 では検証していません。(Office 2016 MSI版は、32bit・64bit とも KB5002665 で貼り付けが直ることを確認しました)

Microsoft 365・Office 2019/2021/2024 をお使いの方

Microsoft は、Click-to-Run版の次のバージョンで貼り付けの不具合を修正したとしています(既知の問題のページ)。

  • Office LTSC 2024:17932.21000 以降
  • Office LTSC 2021:14334.20918 以降
  • Office 2019(ボリュームライセンス版):10417.20211 以降

Excel の「ファイル」→「アカウント」→「更新オプション」→「今すぐ更新」で最新の状態にしてください。

まとめ

  • 貼り付けができない原因は、9月の KB5002914
  • KB5002665 を手動で入れれば直る。(Windows Update を待っても届かない)
  • xls を開くと落ちる件は別の不具合で、KB5002665 では直らない。

Microsoft から新しい情報が出た場合は、この記事を更新します。

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