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202003/08

SEO/MEO

MEO対策(Googleマップ上位表示)

※アフィリエイト広告を利用しています。

前々から取り沙汰されている「Googleマップで上位に表示させる」ためのMEO(Map Engine Optimization)対策ですが、SEO対策よりはまだ認知度が低いようで、それを逆手に取った詐欺まがい?強引な?迷惑電話営業やメールが私のクライアントのところにもきています。
「確実に上位表示します!」
「絶対に3位以内に表示します!」
「キャンペーン中につき限定〇社様のみ無料で行います!」
などなど、さも簡単に何の努力もリスクもなく実現できるような言い回しで。。。
それが本当ならうちもやって欲しいと思うわけですが。

ハッキリ言いますが、「確実に」、「絶対に」はあり得ません。
なぜなら表示順位決定はGoogleが行っているからです。
それもAIが。(周知の事実、当たり前のことですが)
それを制御できる環境でない限り「確実」とか「絶対」とかあり得ないのです。
また、「無料で」提供するサービスのために人を雇って通信費を払って営業しますか?
ボランティアの会社ですか?
仮に本当に無料であったとしても、それを補うまたは無料で提供しても問題ない収益構造があるから無料なのです。

中には正しい知識を持って顧客の立場にたったサービスを提供しているところもあると思いますが、、、
まぁそういうキチンとしているところはそんな営業手法は取りませんよねぇ。
クライアントからの依頼でWeb担当者として何社か直接話しをしたことがありますが、「キチンとしているサービス、会社だなぁ」という印象を持てるところに当たったことがありません。
なので、この機会にクライアントの皆さまも含めてMEO対策を理解していただこうと記事にした次第です。

MEO対策の基本

SEO対策もそうですがMEO対策に関しても、ドーピング的な即効性のある方法は皆無です。
必ず運営者の時間や労力コストが必要で、最も注意すべきは、それが継続するコストだということです。
外注する場合はそれに見合った金銭コストが必要になることも言うまでもありません。
それを承知した上で「MEO対策を行う」というクライアントには以下を実施していただいています。
  • Googleマイビジネスへの情報登録
    ※弊社でWebサイトを作成していただいてるところはWeb制作標準作業として行っています。
  • Googleマイビジネスでの口コミ獲得/メッセージの活用
  • Googleマイビジネスへの特典、最新情報、イベント、商品などの定期的投稿
  • SNSの利用(位置情報を含む情報の発信とリンク)
Googleマイビジネスへの情報登録
Googleマップに表示させる基本中の基本はGoogleの提供するGoogleマイビジネスへ名称、業種、住所、電話番号、サービス内容、営業時間等のビジネス情報を登録します。
他にもロゴマークや写真などビジュアル的情報も登録します。写真は多く登録した方が上位表示される傾向がありますので自社のビジネスに関連する写真を多く登録することをお勧めします。
登録した情報はGoogleによって審査されマップ上にビジネス付帯情報として表示されるようになります。

Googleマイビジネスでの口コミ獲得/メッセージの活用
Googleマイビジネスではそこを訪れたり利用したりしたユーザーが評価(最大星5つ)やコメントを投稿することができるようになっています。
現在、このユーザーによる口コミの数が多いまた評価平均レベルが高い(星の数が多い)ところが上位表示される傾向にあります。また、この口コミには運営者による返信が可能になっていますので、定型メッセージではなく口コミごとに最適な返信メッセージを送ることもユーザーの満足度、MEO評価要素、どちらの面でも有益であると考えられます。
しかし注意も必要です。
この口コミは匿名性も高く認証システムもないので誹謗中傷やデマ、いたずら低評価(星だけ付ける)なども少なくありません。よってこれらへの対応も事前に決めておくことが重要です。
ユーザーとの繋がりは口コミだけではありません。「メッセージの送受信」機能を利用することによってユーザーから直接メッセージを受け取ったり、返信したりすることができます。
これらを活用しGoogleマイビジネス上でのコミュニティを活性化させることが評価を上げる要素の1つであると考えられます。

Googleマイビジネスへの特典、最新情報、イベント、商品などの定期的投稿
Googleマイビジネスでは特典、最新情報、イベント、商品といったカテゴリーでの投稿(情報配信)ができるようになっています。
なるべく簡潔にまとめたものを投稿するようにします。短文での説明や紹介が難しい場合は関連する自社のWebサイトページへ誘導するのが良いでしょう。
クーポンの発行などが可能な業種に関しては、曜日などを定めて投稿するなどもよいと思います。
この機能を利用し定期的にユーザーに有益な情報を配信すると上位表示されやすい傾向にあります。

SNSの利用(位置情報を含む情報の発信とリンク)
SNSの利用はユーザーの入り口を増やすこととビジネス情報へのリンクが目的です。
InstagramやFacebookでのチェックインの利用やInstagram、Facebook、Twitterでの情報配信の際、ビジネス位置情報(Webサイトへのリンクが可能な場合はリンクも)を付加するようにします。

上記いずれも、時間と労力コストが必要であり、更にそれを継続してやり続けることは更に大きな時間と労力コストが必要です。また事前にしっかりとした取り決めを行うこと、顧客への協力依頼体制、作業ルーチンの明確化、情報共有方法、専任担当者など多くを考える必要があると同時に、今ある限られた人員と時間で最大限の効果を得る方法を検討する必要があります。
本当は全て自社で賄っていただくのがベストだと思いますが、アウトソースされる場合はくれぐれも注意してください。
外注しても運営者が負担するコストの名称が変わるだけで、運営者の負担が無くなる訳ではありません。

そのことを無視してか分からずしてか、メリットばかりを並べ立てて営業してくるMEO対策業者には怒りさえ覚える今日この頃ですが、MEO対策業者選びで失敗しないためにもMEO対策を理解した上で以下のことに注意していただければと思います。

MEO対策をを謳う業者に注意

現在、Googleの口コミは匿名性も高く認証システムもないことは先に述べた通りですが、これを悪用し口コミや評価の捏造を行うMEO対策業者があるようです。もっと悪質な場合、競合他社の口コミを荒らすなどの行為も・・・。
短期間に口コミが集中している場合や一定期間だけ口コミがあるなど、時々疑わしいところがあります・・・。
今のところこれらがペナルティになることは確認していませんが、以前問題となった某飲食店紹介サイトのようにいずれはスパムとされ、登録抹消などの処理がなされることは考えられます。
またガイドライン違反を平気で行うMEO対策業者がいます。
Googleマイビジネスへ登録する「ビジネスの名前」は上位表示への影響が高い項目だと言われています。
Googleのガイドラインでは

実際に店舗、ウェブサイト、事務用品などで継続的に使用し、顧客に認知されているものを使用します。

と定められており、「名前」に店名やそれに準じた名称以外の情報を入れる事は禁止されています。
しかし知ってか知らずか(どちらも悪いですが)MEO対策業者の中には「名前」にユーザーがよく検索に利用するキーワード(例>個室あり、〇〇で人気、〇〇で一番など)を入れ上位表示を行っているところがあります。
これは完全にガイドライン違反であり、それを継続して行った場合はユーザー等が正式な手続きを踏むことで登録が抹消されることさえあります。
まぁ、そういったMEO対策業者はペナルティを負ったとしても自分のところのことではないので、再登録を勧めてまた同じ事を繰り返すのかも知れませんが。
こういった事例もありますので、MEO対策業者への依頼を検討されてる方は一体その業者がどのような対策をするのか出来るだけ具体的に確認してください。実績確認可能な場合は実績とされるものを確認してください。
またMEO対策業者の中には自社では直接作業せずに別の会社に提携という名の丸投げまたは委託しているところもありますので、その点も確認の上、そういった会社は決して利用しないでください。

私はユーザーまたは外注先である弊社の負担が大きくなることが分かっているので、自分からクライアントへ「MEO対策をしましょう!」とは中々言い出せない者の一人です。


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